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危うい体質

 1931年(昭和6年)9月18日、中国奉天郊外の柳条湖で関東軍が南満州鉄道を爆破。1945年(昭和20年)まで続く、いわゆる15年戦争の口火となった。関東軍はその後わずか5ケ月で満州全土を占領。中国国内で抗日運動が起こり、アメリカ等国際社会との対立も深まって行く。この事件を報道した日本の朝日、東京日日(毎日)などの新聞は、日本陸軍の計画的行動を隠し、特派員報告として「支那軍が満鉄線を爆破、我が軍はこれに応戦」などと一斉に報じた。それまで軍の満蒙問題には厳しい論調だった新聞各社がこぞって関東軍擁護に回る。これ以降、新聞は軍部の行動をバックアップする報道一色になって行く。世論もまたマスコミに煽られ好戦的になって行く。「昭和がダメになったのは、この瞬間だというのが私の思いであります」と、半藤一利氏は「昭和史」の中で述べ、マスコミの報道が決定的役割を果たしたことを指摘している。
 「国民は大本営発表に騙されていました」「新聞や雑誌は言論弾圧で何も書けませんでした」と不十分な自己反省から出発した日本のマスコミ。
 今回、従軍慰安婦問題での朝日新聞の吉田証言の記事取り消しと、池上彰さんのコラム掲載拒否など、一連の対応ぶりを見て、体質の危うさを感じる読者が多いのではないだろうか。
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