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「花見の会」

 久しぶりに旧友達が東京で「花見の会」と称した懇談の会を開き案内状を送ってくれた。勇んで参加した。かつての友人達が10数人集まっていた。当時、一線の記者だった報道界の人達は皆、編集や解説を担当する幹部社員になっていた。良く勉強会などでお世話になった大学教授の方々は、今も学界や論壇などで活躍されていて情熱は相変わらずの様だった。大きな窓からは満開の花と行き交う花見客が見られる絶好のアングルの小さな部屋で、杯を傾けながらの会だった。安部政権の評価から野党再編など幅広い範囲に話題は弾んだ。
 出席者の一人に憲法調査会会長を務める保岡興治衆院議員が居た。保岡氏は、国家緊急事態の条項を憲法改正の優先課題とすべき、と持論を述べた。「東日本大震災では、特別立法で東北の地方自治体の選挙を延長したり首長や議員の任期を延長した。阪神淡路大震災の時も兵庫県議会議員選挙が延長された。もしこのような巨大震災が国政選挙の直前に発生したらどうなるか。国政選挙や国会議員の任期を延長しなければならない。ところが憲法にはこうした規定がない。憲法の規定を法律で改めることは許されない。こうした国家緊急事態についての憲法改正の議論を速やかに始めるべきだ」と用意されてきたペーパーを配布して熱っぽく語られた。
 国家緊急権は多くの国で規定されていて日本国憲法の欠陥だとする指摘がある。国会や憲法学者の間でも容認説、否定説など長年にわたって論議されてきた。保岡会長は正面から国民議論を始める決意のようだ。出席者からは立法の手法や中身について、さまざまな角度から意見が出された。
 憲法問題は長い間、9条をめぐる護憲派と改憲派の対立で議論が噛み合って来なかった。ただ例えば第7条の国事行為の「国会議員の総選挙の施行」とあるが参院に総選挙はない、また私学助成が89条違反であることも指摘されている。こうした憲法制定時の事務的ミスは早く改正すべきだ。さらに59条の衆院の可決法案が参院で否決された場合の再可決用件の3分の2という高いハードルが、決められない政治の元凶になってきた。緊急事態と合わせ議論を進めるべきだ、などなど出席者から発言が相次いだ。
 保岡氏の出席で憲法が話題の中心になった。百花繚乱、議論百出、楽しい会話を交わし勉強もさせてもらった「花見の会」だった。田舎暮らしの私は、久方ぶりに心地良い知的刺激を受けて帰路についた。
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ICA,農業守る会

堀込征雄様,TPP問題どの様にお考えですか、すでに庶民生活に知らないところから影響が出てきてます。
地方自治体に重い負担をかけてくる安倍政権、どの様にお考えでしょう。
by ICA,農業守る会 (2015-04-08 16:24) 

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